2018.3.26

「移民政策のフロンティア」発刊

当事務所の児玉も編著者として関わった、移民政策学会10周年記念の出版物「移民政策のフロンティア」ができました!

 

一般販売前に、編者の一人として現物を頂きました。

 

出版社HP

 

「外国人居住者数・外国人労働者数が共に過去最高を更新し続けているなかでも、日本には移民に対する包括的な政策理念が存在していない。移民政策学会設立10周年を記念し、第一線の研究者らが日本における移民政策の展開と課題・外国人との共生について多面的、網羅的に問い直した書。」

 

目次を貼り付けておきます。児玉は、仮放免不許可処分取消請求訴訟で争点となっている、入管収容の目的について書かせてもらっています。

 

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はじめに

Ⅰ 日本の移民政策はなぜ定着しないのか

1 多文化共生政策の展開と課題【駒井 洋】

2 日本の社会と政治・行政におけるエスノ・ナショナリズム【柏崎千佳子】
Column 日本の移民政策はなぜ立ち遅れているのか【石川クラウディア】

3 人口政策と移民
(1)低出生力下における国際人口移動【是川 夕】
(2)日本における人口政策と移民/外国人【鈴木江理子】

Ⅱ 出入国政策

4 入国審査、退去強制、在留管理の政策
4-1 歴史的概観【明石純一】
4-2 情報法としての出入国管理及び難民認定法・「情報の収集(取得)」に関する一考察【髙橋 済】
4-3 入管収容の目的は何か――「在留活動禁止説」を批判する【児玉晃一】
Column 外国人管理の歴史と在日コリアン【全 泓奎】

5 外国人受入れ政策――選別と排除
5-1 サービス産業と外国人女性
(1)看護師・介護士【小川玲子】
(2)家事労働者【鹿毛理恵】
5-2 外国人技能実習制度の歴史と今後の課題【上林千恵子】
Column 司法の現場から【大坂恭子】
5-3 日系人
(1)日系南米人【松宮 朝】
(2)日系フィリピン人【高畑 幸】
5-4 日本の外国人高度人材受入れ政策の検証【倉田良樹・松下奈美子】
5-5 留学生政策【佐藤由利子】

6 戦後日本の難民政策――受入れの多様化とその功罪【人見泰弘】
Column シリア難民【橋本直子】

Ⅲ 社会統合政策/多文化共生政策

7 歴史と展望
7-1 永住と国籍取得【近藤 敦・陳 天璽】
7-2 日本の統合政策――外国人政策の改革の展望と課題【井口 泰】
7-3 中国帰国者、インドシナ難民に対する初期指導と課題【長谷部美佳】
7-4 自治体の外国人住民施策
(1)自治体と外国人住民【渡戸一郎】
(2)オールドタイマーと自治体政策【山田貴夫】
Column インターカルチュラル・シティと多文化共生2.0【山脇啓造】

8 言語・教育政策
8-1 日本語習得支援【野山 広】
8-2 子どもの教育【佐久間孝正】
Column 外国ルーツの子どもと学校【小島祥美】
8-3 外国人学校
(1)朝鮮学校【山本かほり】
(2)ブラジル学校【リリアン テルミ ハタノ】
(3)多文化共創社会における外国人学校の可能性【郭 潔蓉】

9 差別禁止法制【窪 誠】

Ⅳ 移民政策の確立に向けて

10 諸外国の移民政策に学ぶ
10-1 アメリカとカナダの移民政策――移民・非正規移民・難民の受入れと統合政策【手塚沙織】
10-2 オセアニア――オーストラリアの移民政策を中心に【塩原良和】
10-3 ヨーロッパ
(1)ドイツの移民政策――「非移民国家」からの転換【昔農英明】
(2)フランス【宮島 喬】
(3)イギリスとEU【柄谷利恵子】
10-4 アジア
(1)東アジア( 韓国・台湾)【宣 元錫・武田里子】
(2)東南アジア【石井由香】
(3)西アジア【錦田愛子】

11 日本社会を変える
11-1 社会を変える市民運動ネットワークの土台
――政策形成・決定者が移住者の権利保護とその促進を高らかに訴えられる
「雰囲気」のために【大曲由起子】
Column 非正規滞在者の支援活動【加藤丈太郎】
11-2 地域の国際交流協会による外国人支援【榎井 縁】
Column 移住者と家族の心の拠り所としての「教会」【津田友理香】
11-3 結婚移住女性と地域社会
(1)都市型結婚【小ヶ谷千穂】
(2)地方(農村)の結婚移住女性【賽漢卓娜】
11-4 当事者による活動/運動/組織化
(1)兵庫県の「外国人」コミュニティの自助活動【吉富志津代】
(2)東北における「多文化・多民族共生」の課題と展望【李 善姫】
Column 在日コリアンの当事者活動【金 朋央】
11-5 移住者の第二世代による日本社会への発信
――浜松市のニューカマー第二世代を中心に【池上重弘】
Column 多様な子どもたちと考える名古屋の未来【近藤大祐】

Ⅴ 学会設立10 周年記念座談会
移民政策学会のこれまで、これから
【井口 泰・石川えり・児玉晃一・駒井 洋・近藤 敦・鈴木江理子・吉富志津代・渡戸一郎】

移民政策学会と栖原氏【原田麻里子】

資料篇 戦後の日本と諸外国における外国人/移民政策関連年表【鈴木江理子】

索 引

執筆者等一覧

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2018.1.1

あけましておめでとうございます~新年は1月5日からです

明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

告知が遅くなりましたが、年始は1月5日からの業務開始となります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

2017.11.4

弁護士ドットコムに紹介されました~「入管施設でカメルーン人体調悪化、放置され死亡…」

当事務所の児玉晃一弁護士の紹介記事が、弁護士ドットコムに掲載されました。

2014年3月30日、牛久入管でカメルーン人男性が死亡した事件のお話などさせていただいています。

記事はこちらからどうぞ。

2017.10.30

皆川涼子弁護士 移籍のご挨拶

当事務所に2016年1月から在籍していた皆川涼子弁護士が、本日から、後記の大谷&パートナーズ法律事務所に移籍しました。

以下、皆川弁護士からの挨拶です。

今後とも、当事務所ともども、皆川弁護士をよろしくお願いいたします。

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弁護士1年目を過ごしたマイルストーン総合法律事務所に戻ってきてから1年10ヶ月。打ち合わせ室、執務スペース等変わらない環境の一方で、収容施設から連日のようにかかる依頼者の電話に対応し寄り添う同僚や、1年に複数の裁判員裁判をこなす同僚との新しい日々。それぞれに専門性をもち、毎日事件に、公益活動にと取り組む仲間と喜びや苦労を共有する環境で執務できたことを誇りに思います。
10月30日からは、大谷&パートナーズ法律事務所に移籍します。渉外家事事件(家族、相続)の専門性をより高めるとともに、これまで取り組んできた人身取引問題と外国籍女性への司法支援により力を入れて努めてまいる所存です。
今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

新事務所:大谷&パートナーズ法律事務所
〒160-0004 東京都新宿区四谷2丁目4番地3 久保ビル2階
電話:03-5357-7521 FAX:03-5357-7531

平成29年10月30日
皆川涼子

2017.10.3

牛久入管収容中に死亡したカメルーン人男性の国家賠償請求訴訟提起しました

2014年3月30日、茨城県牛久市所在の入国者収容所東日本入国管理センターにおいて、収容中のカメルーン人男性Wさん(当時43歳)が死にそうだと痛みを訴え、七転八倒しているのを入管職員が監視しながら、7時間余りも放置し、死に至らせた事件です。

2017年9月26日水戸地方裁判所龍ヶ崎支部に国及び当時のセンター所長に対し、Wさんの遺族である母Fさん(カメルーン在住)が1000万円の賠償請求訴訟を提起しました。当事務所の児玉、駒井も弁護団の一員です。

私たちは証拠保全という手続で、入国管理局が撮影していた監視カメラの映像を見たり、監視の記録を入手しました。
文字通り、ベッドに寝ていられず、床の上を七転八倒して、もがき苦しんでいる姿をビデオははっきりと残していました。
しかし、入管職員がこれを見ながら書いた記録には「異常なし」とされ、救急車が呼ばれることもありませんでした。

これから始まる訴訟で、真相を究明し、収容施設の医療体制の在り方を糺していきたいと思います。

朝日新聞弁護士ドットコムなどでも取り上げて頂きました。

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